新築なのに2階のトイレから下水臭!?原因がヤバかった・・。
2018/02/26
新築の家なのに2階に上がるたびにトイレあたりから下水のにおいがして1ヵ月ほど悩んでいた時の体験談をお伝えしようと思います。
同じ事でお悩みの方はもしかしたら解決につながるかもしれませんので、参考にしていただけたらうれしいです。
2階の下水臭の原因はパイプスペースの排水管だった!
もう10年ほど前の出来事なんですが、
新築一戸建てに住み始めて間もない頃、2階に上がるたびにトイレと洗面台の辺りからくさーい下水臭がしていて、妻と二人で
なんか臭くない?
て言っていました。
私は、洗面台下の排水管のつなぎ目など室内で原因になりそうな所はくまなくチェックしたんですが、結局わからなかったんです・・。
それで、もしやと思い工務店に聞いてみたのが、
「壁の中にある2階のトイレから下に流れる排水管の通気管はどういう処理をしてありますか?」
という質問。
見えない部分なので、実際に家を造った工務店に聞いてみたんです。
すると、「通気管として開放してありますよ!」
との返事。
通常一戸建て住宅の場合、2階の排水管や給水管を収めるパイプスペース(図面ではP.Sと書いてありました)は1階の洗面所のすぐ裏側に設けてあり、洗面所がその分狭くなるようです。
私の家では、洗面所が狭くなるのが嫌でパイプスペースを外に出っ張らせて設けてもらいました。
気密住宅(のはず)なので、たとえパイプが通気管として開放してあっても
我が家の場合そこは屋外にあたる部分、家の中にニオイが入ることはないはずなんですが・・。
ちなみに、通気管が必要な理由はトイレを流した時に排水管が真空状態になって下まで落ちると、2階洗面台の封水トラップの水を引っ張ってしまうのを防ぐ為。
んーどうもその通気管が怪しい・・
と思い、工務店の人を呼んでとにかく2階の下水臭を確認してもらいました。
「確かに匂いますね」
と言ったと思ったら、1階の風呂の天井にある点検口を開け、キャタツを持ち込み天井裏へ・・。
気密住宅のはずが、壁のパネルにわずかなすき間を発見したらしく、充てん剤で補修する。
というありさま。
わずかなすき間からパイプ内の下水臭を24時間換気によって室内に引っ張っていたようです。
そもそも天井裏の臭気を更に2階の室内に引っ張るってどういうこと?
よくよく調べると・・
2階洗面台下のパイプと床のすき間から天井裏の臭気が侵入してきている事が判明!

厳密に言うとこのすき間ではなくて更に下に板材があり、その隙間から臭気が侵入。
でも壁パネルの隙間を補修したからもう大丈夫だろうと思い、この事は触れないでおきました。
とにかく下水臭だけは勘弁だったので・・
しかーし
これで終わりじゃなかった!
これで解決!と思いきや、前ほどではないもののまだ下水臭があったんですよ・・。
ほんのわずかなすき間がどこかに残っているのか、
んーめんどくさい!
そこで私、決断しました。
通気管を塞いでもらうしかない!
パイプスペースは屋外にあるとはいえ、サイディングの内側にある・・。
サイディングの内側にはいつも下水臭がただよってるって事ですよ!
なんか気持ち悪いですよね。
早速工務店に電話。
「2階洗面台の封水トラップの水が引っ張られても良いので、通気管を塞いでください!」
とお願いしました。
もちろんアフター(保障内)としてです。
ちなみにですが、流した時パイプ内に必要な空気だけ取り入れる通気弁という部品も考えたのですが、不具合を起こした時のことを考えるとちょっとめんどくさそうだったのでやめておきました。
外壁はほんの一部ですがつぎはぎになってしまったけど、毎日下水臭で悩まされるより断然マシですよね。
結果下水臭は完全になくなりました。
2階の洗面台の封水トラップもトイレを流しても問題なし!
それに2階のトイレですが、今までは流れが方がなんか弱くて完全に流れない事がしょっちゅうだったんですが、今回の事で流れの勢いが良くなり完全にきれいになります!
うれしい誤算となりました~
まとめ
この例は特殊な例かもしれませんが、悪臭で悩んでいる方に少しでも解決のヒントになればと思い体験談を残しておきました。
気密住宅なのになぜかすき間だらけという残念な結果も痛感してしまった出来事でした。
我が家の場合ですが・・。
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